そば屋のおやじのひとり言

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                     『出石ベニス化計画』

何いってんの バッカじゃね〜のって言われそうだけれど、ちょっとだけ聞いてくれませんか。

実をいうと出石って所は、地下に埋蔵金・・・じゃなくて、水が縦横無尽に流れている。 見たわけじゃないけど。

出石もやっと下水道工事が終わりに近づき、うちの店の前もこの間道路を掘っていた。そしたら出てくるのよ水が・・・
掘っても掘っても、もろくなった側面が崩れ出してどうにもならんわけ。水の上に浮いてんのか出石はと思うぐらい。ちょっと大げさだけど。

そんだけ地下水が多いんやったら、いっそ川をもっと作りませんか。

もともと出石は城下町だし、江戸時代の運搬手段には水路が使われていた。道路整備するのもいいけど、出石に一歩入ったら、車じゃなくて船か徒歩でしか移動できないって言うのもいいかもしれない。
船で土産もん売ってたり、正面玄関に船で横付けしなければ入れない蕎麦屋なんてのがあったりして。
ヒートアイランド現象の解消にもなるかもしれないぞ。

まっ とにかく 出石に限らず日本全国地下は水だらけと言えるかもしれない。
この前、東京駅は地下水の上に浮かんでいるってテレビでやってた。
地下水の使用を規制したため、徐々に地下水が増え始め対処しきれなくなってきたらしい。
それでどうしてるかといえば、地下水の下の固い地盤までおもりのようなワイヤーを打ち込んで動かなくしているらしい。手段としてそれは正しいの?って首をかしげてしまった。

それなら、いっそのこと東京駅の前も巨大な水路にしたらどうだ?

そこで働く人は船頭さんの免許必要とかにして。
お昼休みに 自家用船で、ローソンのコンビニ弁当買いに行く丸の内のOLって言うのも、見てみたいようなそうでもないような・・・。

                   『茶番劇 長野県編』
 いや〜 今年の夏は暑かった。といってもまだ残暑は厳しく、おまけに蒸し暑い。朝晩こそ涼しくクーラーのスイッチを切るようになったものの、日中はお世話になりっぱなし。さてさて、長袖のシャツを着るのはいつになるのやら。

そんな中、長野県知事選挙が行われ、40万票の大差で田中康夫が再選された。一方、不信任案を提出した反対議員は『あの不信任案は間違いじゃなかった』なんて事言ってる。

なんで議員辞めないかな〜。

一人だけ88歳の何とかって言う人が辞職したけど、あの人はもういいでしょ。88歳なんだから。最期にテレビに出られてよかたじゃないの。
とにかく県民が『あんたらの不信任案は間違いだよ。手段はどうあれ、あたしら田中康夫の脱ダムについていくよ』って結論出したのによくいられるね〜。

私らは抵抗勢力ですとでも言うつもりなのか?

あんたらは、会社の役員会で社長の解任動議を提出したのよ。それが通らなかったら一般民間企業ではクビですよ。解雇。それなりの腹くくらにゃいけませんよ。

だけど、やり直す道は残されているわけだから、また地元から選挙に立候補して『私の言ってること間違ってますか』って賛否を問えばいいじゃないですか。県民の代弁者って事を忘れたらだめですよ。

だけど田中康夫長野県知事も、これからが正念場じゃあないかな。いまは『脱ダム』や『ガラス張りの県政』なんてのばかりクローズアップされてるけど、それだけじゃあないからね〜。よくは知らないけど。

とにかく、ダムに限らず今の公共事業にはムダが多すぎるように思う。本当に『脱ダム宣言』に続き『脱ムダ宣言』して欲しい。

                     『マヨネーズ列伝』
日本人って1年間にどのぐらいのマヨネーズを消費するか知ってるか?

 「知らないね」

日本人で年間1.9kg、アメリカ人で4kgだそうだ。じゃあ、マヨネーズって何からできてるかしってるか?

 「知らないね」

聞いてびっくりするなよ。卵の黄身一個にお酢を10ml

 「おっ 健康的じゃないの」

あと油を200ml

 「うおっ 油を200ml?! びっくりしたな〜もう」

そう、卵の黄身一個にお酢を10mlを混ぜながら、200mlのサラダ油を加えていく。あと、塩と調味料・香辛料を少々。そうするとマヨネーズが出来上がる。

 「ほとんど油食べてるようなものなのか?」

あたり。
あんた、マヨネーズ食べてる人見ても今時なんとも思わないけど、油飲んでる人見かけたら「ちょっとちょっと あなた体に悪いですよ」って言ってあげるでしょ。
嘘だと思うなら、コップにマヨネーズいっぱい入れて冷凍したものを解凍してみな。油が分離するから。その量見たら食えないよマヨネーズ。普通は・・・。

だけど、これが美味しいときちゃうからたちが悪いんだな。
でもこれには参った。先日、テレビでマヨラーをやってたけど、新メニュー発見。カレーライスにマヨネーズ。これは序の口。石焼ビビンパなんだろうけど、それにキムチとマヨネーズを入れて、石焼キムマヨ丼。焼き鳥にも勿論マヨネーズ。極めつけは、カクテルにマヨネーズをたらして、「マヨガリータ」。う〜ん白濁したテキーラが神秘的な色合いをかもし出す。

これなら、頭丸めて「丸刈り〜た」の方がよほどかわいい。

大正14年にはじめてマヨネーズが日本に入ってきたときは、ポマードと間違えて頭に塗りたくるやつが続出したらしいが、七十数年たったいま、カクテルと合体してしまうとは・・・。

 「ここまでくると一種の中毒だな」

そのと〜り!! 
しかし、マヨネーズってなぜこうも人を虜にしてしまうのか・・・。

それはβエンドルフィンという、快感物質にあった。
マヨネーズが嫌いな人はここからは除外するとして、マヨラーを含むマヨネーズ好きの人がそれを口にすると、βエンドルフィンと言う物質を脳が分泌する。これは、人間の多幸感を高める一種の快感物質で、マヨネーズを食べたときの多幸感が気持ちよさとして記憶され、それを見るたびに呼び起こされ、やめられなくなるというサイクルらしい。

 「しかし、なんでそんなもん分泌するんだ?」

それは、油なのよ あぶら。
さっき、マヨネーズは、ほぼ油だとまるで敵のように言った。しかし、よく考えれば油も人間には欠かせない栄養物質で、カロリー源・エネルギー源となるものだ。あんた 何日間かあっさり和食が続いて、「今日は久しぶりに焼肉でも食いに行くか」ってつぶやいたこととか、揚げもんが無性に食いたくなったことないか?
あれは、味覚とはまた違う、脳を刺激する油の美味しさにあるらしい。自然と体が欲しがってるってことになるかな。
でも、何でも食べすぎはよくない。知らず知らずのうちに、その油の常習性にはまってしまった人が「マヨラー」といえる。

 「ふ〜ん なるほどね〜。 あんた マヨネーズに詳しそうだからちょっと聞いて言いか?」

ああ いいぞ。わかることなら答えるが・・・

 「実は、昨日 使いかけのマヨネーズを冷蔵庫に入れるの忘れて寝てしまったんだがどうしたらいい? 卵が使ってあるし、
 食あたりするのも嫌だし」

それならおそらく大丈夫。マヨネーズは、開封しなければ常温で半年以上の賞味期限があるはずだし、開封後でも「酢と食塩の殺菌効果」で、腹痛と発熱で猿も寝ら〜と恐れられる?サルモネラ菌だって死滅させるほどなのだ。

だけど、そんなマヨネーズにも天敵はいる。

それは酸素!!もし、外気にさらした状態のまま何時間も放置したとしたら、マヨネーズに含まれる油と酸素が結びつき、
「酸化」が起こる。
それは色でわかる。マヨネーズのふたを開けっ放しにしてしまい、口のところが変色してしまったことがないだろうか。
通常より妙に黄色が勝ってちょっと固まったような状態?
そうなってくると極端に味が劣化する。てんぷら油を何度も使っていると、揚げたものが美味しくなくなるのと同じ。だから、マヨネーズは使用後はできるだけ空気を抜いておくこと。

その酸化を防ぐために、いつも見ているマヨネーズの容器にも、とんでもないハイテク素材が使われていた。
マヨネーズの容器を縦向きに切ってみると、らっきょのように多層構造になっている。これは、気体は通すが水は通さないポリエチレンと、水は通すが気体は通さないというEVOH(エチレンビニルアルコール樹脂)を交互に貼り付け、酸化を防いでいたのだ。

マヨネーズといって侮るなかれ。「たかがマヨネーズ されどマヨネーズ」なのだ

                    『ヒートアイランド日本』
 連日連夜、真夏日や熱帯夜が続いて、あたしゃ体が溶けそうなのよ。まさにヒートアイランド日本!!

もうほとんど亜熱帯に近いとちゃうか。

 私らが子供のときは、日中30度越えたら「すっげー暑いぞ 今日は」なんて言ってたけど、今 35度だぞ。ほぼ体温じゃないか。隣町の豊岡市なんか連日全国ベスト5に入ってる。なんでも、仙台市では30度以上の日が、20年前と比べると30日から90日と3倍になちゃったらしい。全国的にも2倍近くに増えてるそうだ。

 ヒートアイランド現象といって、アスファルトや車の二酸化炭素・樹木の伐採なんかが主な原因らしいが、あんた知ってたか?大きな木一本で家庭用の冷房3台分の効果があるってこと。
もっともっと木を植えなきゃ。この際「杉の木」でもいいから。ただし花粉の飛ばないやつ・・・。

 アスファルトなんかも夏の炎天下では70〜80度にまで上がるそうだ。
そこで、保水性舗装道路なんていう 雨なんかの水分を取り込んで、気温が上がってくるとその水分を蒸発させるハイテク素材を使った舗装が試験的に実施されているらしい。これによって、道路の表面温度が10度ぐらい下がるって聞いたけど、これを私は「焼け石に水舗装道路」と命名する。
大体、水分を蒸発させるんだから蒸し暑い。湿度はうなぎのぼりにならなきゃいいけど。

 大きな木一本で、家庭用の冷房3台分(600キロカロリーの熱を奪う)もあるんだから、各家庭に木を植えよう。
「家庭」という字を見てごらん。庭のある家と書く。昔から、それだけ家と庭はセットになってたんだな。

んっ そんな余分な敷地はない?

あるんだな〜それが。屋上。屋根。
何年か前から、屋上の緑化は話題に上がっていた。ただ、雨漏りしないようにする工法とか、重い土を支えられるかとか若干の問題があった。工法については解決済みだし、土についても、従来の1/3だったか1/5だったか、とにかく軽量のものができたらしい。

それに屋根を緑化することで、断熱効果もあり、外気温37度のときでも室内は29度、30度を少し越えたぐらいなら、室内は25度ぐらいに保てるらしい。冷房なんか要らないかもしれないし、空気もきれいになって「一石二鳥」だ。

 私も真剣に屋上緑化を考えた。でも、雪どうすんの? ここは一応雪国。 年に1・2度ドカ雪があるが、雪下ろしはこの体にはきつい

                     『暦の知識』
毎月18日は『頭髪の日』・19日は『トークの日』・23日は『ふみの日』・28日は『にわとりの日』・29日は『肉の日』などなどゴロをもじった記念日はたくさんありますが、昔から使ってきたけど『実はちょっと・・・』という暦をあげてみました。


立   春】 暦の上ではこの日から春です。でも、まだ厳しい寒さが続きます。節分の翌
         日                                (2月4・5日ごろ)
【啓   蟄】 冬ごもりしていた虫が、穴を啓(ひら)いて外に出てくるころ。いよいよ春らし
         くなってきます。                          (3月6日ごろ)
【春   分】 昼と夜の長さが等しい日。この日を境に昼がだんだん長くなります。春の彼
         岸の中日です。                         (3月21日ごろ)
【八十八夜】 立春の日から88日めをいいます。農家では種まきや茶摘が始まります。
                                          (5月2・3日ごろ)


【立   夏】 暦のうえで夏に入る日。草や木が力強く緑をのばすさわやかな時期です。
                                            (5月6日ごろ)
【入   梅】 このころから梅雨に入ります。「梅雨」は梅の実のなるころに降る雨から来
         ています。                         (6月11・12日ごろ)
【夏   至】 一年中で昼がもっとも長く、夜がもっとも短い日。梅雨のさなかで、本格的な
         暑さはこれからです。                  (6月21・22日ごろ)
【土   用】 立夏・立秋・立冬・立春の前18日間をいいますが、こんにちでは夏の土用
         をさします。                  (7月20日ごろ〜立秋の前日)
【大   暑】 このころ一年中で最も暑くなります。よく冷やしたスイカやトマトの美味しい
                             季節です。                           (7月23日ごろ)


【立   秋】  暦のうえで秋に入る日です。この日からは、暑中見舞いも残暑見舞いにな
          ります。                             (8月8日ごろ)
【二百十日】  立春から数えて210日めをいいます。このころによく台風がやってきます
                                           (9月1日ごろ)
【二百二十日】 立春から数えて220日めの日。二百十日と同じように台風の来襲が気が
          かりです。                          (9月11日ごろ)
【秋   分】  春分と同じく昼と夜の長さが等しい日で、以後、昼が徐々に短くなります。
          秋の彼岸の中日。                   (9月23・24日ごろ)


【立   冬】 暦のうえでは、この日から冬に入ります。北国では雪も降り始めます。
                                          (11月8日ごろ)
【冬   至】 一年中で昼がもっとも短く、夜がもっとも長い日。本当に厳しい寒さはこのこ
         ろからはじまります。                (12月22・23日ごろ)
【大   寒】 一年のうちで最も寒さの厳しいころです。冬のスポーツはたけなわです。
                                          (1月21日ごろ)
【節   分】 もともとは立春・立夏・立秋・立冬の前日をさしましたが、こんにちでは立春
         の前日のことです                      
(2月3・4日ごろ)

kogetudo@izushi.jp

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